留学

かくいう私も高校生の頃に不登校になりました。
特に学校が嫌いだったワケでも、イジメにあっていたワケでもないのですが、ある日突然、学校に行きたくなくなってしまいました。
毎日無気力に過ごしていたことを覚えています。

何も考えられずに、毎日ただぼんやりと過ごしていました。
母に「何か新しいことを始めてみなさい」と言われましたが、何を始めようか分からなくて結局何もしませんでした。

そんな私を見て、このままじゃダメだと思ったのでしょうね。
父が勝手に留学手続きを取ってきました。
ある日、夕食を食べていると「来月から半年ニュージーランドに行きなさい」と言われました。
どうでも良いのに・・・と思いながら決まってしまったことに逆らう気力もなく、コクリと頷きました。

ホームステイ先は父の知り合いの農家でした。
ひとつ年上の男の子と、2つ年下の女の子がいる家でした。
近所(3キロ先)に協会があり、毎日そこでぼんやりと過ごしました。

3ヶ月ほど経ったある日、農場で飼っている山羊の出産に立ち会って、久しぶりにとても感動しました。
その出産を機に、ずっと忘れていた感情が次々と溢れてきました。
しばらくの間、何の感情もなく過ごしていたので、自分の泣き声にとても驚いたのを覚えています。